ダイエット中ってどうしても食べたくなりませんか?日頃運動や食事制限でイライラしたり、うつ病になりそうで、特に甘いものを泣きたいくらい欲したりするのではないでしょうか。
実はダイエットという「痩せるという行為」と「ストレス」は密接に関係しています。
結論を簡単に申し上げると、
ストレスが溜まった状態だと痩せにくくなる!
ということです。
「えーーーーーー?????」と思った方、そうなんです。
ストレスを溜めてしまうと、せっかく一生懸命ダイエットをしていても効果がでない、または薄れてしまうということが起きてしまうのです。
この記事では、なぜストレスがダイエットに悪影響を与えるのか?どうやって対処したらいいのか?をわかりやすくご説明します。
ストレスとの関わり
体の防御機能
実は痩せるという行為に対して、体は敏感に反応してしまいます。人間の体は無意識に自分を守ろうとする防御機能が備わっていて、いざというときに発動してしまいます。
痩せるということは、
消費カロリー > 摂取カロリー
でしたよね?
消費カロリーが摂取カロリーを上回るということは、体は飢餓状態に向かっている?と勘違いします。
このままだと生命維持活動ができなくなる!だったら少ないカロリーでも働くように切り替えよう!といった感じで省エネモードに入っていきます。
そうすると、体は今まで2000kcalで維持できていた身体活動を、1500kcalでも維持できるように適応してしまいます。
これが体の防衛反応です。
ダイエット初期に体重が落ち始めて、ピタッと止まってしまうときありますよね?
この停滞期の正体がまさにコレです!
停滞期の脱出方法はこちらを参考にしてみてください。
ストレスとの繋がり
では、ストレスとの関係を見てみましょう。
体は何かしらのストレスを感じると、
このままストレスが増えたらヤバいぞ。ちょっと防衛力高めでいかないとな。
といった感じで、体を防御するモードに入ってしまいます。
では、防御するとはどういったことが考えられるでしょうか?
昔の戦争などで、長期に渡って戦いをする場合、戦士たちが戦い続けるためには、食糧の備蓄は必須ですよね?
食糧の備蓄がないと、攻めることも守ることもできなくなるので、必ず食糧を確保した上で戦いに臨みます。逆にその食糧を絶つ作戦として、兵糧攻めなんてこともよく行われていました。
食糧の備蓄は、最大の守りであることはもうお分かりですよね?
体にとってもそれは同じで、食糧の備蓄とは、
エネルギーの備蓄!すなわち脂肪である!!!
ということです。
体は防御モードに入ってしまうと、脂肪を燃焼することを嫌い、逆に溜め込むように働きます。
これは人間の生存本能的にプログラムされており、この事実を変えることはできないのです。
ストレス物質コルチゾールの正体
ストレスは脂肪を溜め込もうと働く因子の一つであり、代謝を落としてしまうものです。
では、体の中ではどんな反応が起こっているのでしょうか?
コルチゾール
皆さん「コルチゾール」というホルモンを聞いたことがありますか?
副腎皮質から分泌されるホルモンで、適度なストレス下においては、
- 筋肉でのタンパク質の代謝
- 肝臓での糖新生
- 脂肪分解の促進
- 抗炎症作用
などの働きがあり、非常に重要なホルモンです。
しかし、過度なストレスが溜まると、この「コルチゾール」がダイエットという観点から悪さを始めます。
先ほど述べたように、体は危険な状況と判断すると、脂肪を溜め込みやすいモードに入ります。
ストレス由来の危険信号に対して、これを指揮するのがコルチゾールだとお考えいただければ大丈夫です。
従って、
- 過度なストレスが溜まる
- コルチゾールが体を防御モードにさせる
- 代謝を落とし、脂肪を溜め込む
といった、ダイエットにとっては全く逆の効果になってしまうことがお分かりですよね?
なのでストレスは適度にリリースしなければなりません。カニDおすすめのストレス解消法の一つにCBDオイルがあります。数滴口の中へ垂らすだけでストレス解消の手助けになります。ぜひご活用ください。
その他ダイエット下におけるストレスの影響
コルチゾールの悪影響は代謝を下げてしまうという、体の中で起きる生理学的影響です。
その他にも、ダイエット中におけるストレスによる影響は出ててきてしまう可能性があります。
- モチベーションやヤル気低下による継続不可能な状態
- 食事制限からくる暴飲暴食
継続不可能な状態
トレーニングのやりすぎによるオーバーワーク症候群や停滞期などでのモチベーション低下は、ストレダイエットが持続できなくなります。
ほとんどの原因はストレスによるものです。
ダイエットは、
長期継続しか勝たん!
と言われるほど、コツコツ積み上げるものです。
トレーニングはダイエットには必須条件ですので、そのトレーニングができなくなってしまうのは本末転倒です。
ですから、過度なストレスが溜まらないように、十分にコントロールしながらダイエットを継続できるよう、ご自身のライフスタイルや性格に応じてプランニングする必要があります。
ダイエット継続のコツについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
暴飲暴食
過度な食事制限はいつかの暴飲暴食を招きます。
「食べる」という行為は、人間の3大欲求の一つです。その欲求に縛りが出てしまうと、やはりストレスを感じてしまうのは仕方がないことです。
暴飲暴食に走ってしまえば、当たり前ですが体重は増えます。
体重が増えたら失望してモチベーションが下がります。
モチベーションが下がったらダイエットを辞めてしまう可能性が高くなります。
これが負のスパイラルです。
ダイエットを辞めてしまうという行為が、ダイエットを成功させるための最大の敵となりますので、カニD流ダイエットは、食べなさすぎるダイエットではなく、ある程度食べれるダイエットを推奨しています。
もちろんダイエットのフェーズの中で少し我慢が必要な期間もございます。しかし、カロリーコントロールと正しいPFCバランスをしっかり考えながら、無理のない食事制限をすれば暴飲暴食は絶対防げます。
正しくチートデーを入れ、適度にストレスと対峙しながらダイエットを継続させることが成功への鍵となります。
ストレスの対処法
ストレスの悪影響がわかったところで、ではどうやってストレスに向き合っていけば良いかを考えてみましょう。
ストレスと上手に付き合うにはいくつかの方法があります。
- 自分の許容できる範囲のダイエットプランにする
- チートデイを入れる
- リラックスできる環境を作る
- よく眠る
- 休息を取る
適切なダイエットプラン
前述の説明で気付いた方がいるかもしれませんが、本記事で、「過度」という表現をたくさん使っていたのがお分かりでしたでしょうか?
過度というのは、
体や心が自分の許容範囲を超えて無理をしている!
ということです。
無理をすればいつか体は悲鳴をあげます。ですので、まずは今のダイエットプランが、本当にご自身に合っているか?を検証し、プランを見直すことが大事です。
少し無理していたのであれば、ペースを落としたりするのも一つの方法です。
ダイエットは長期継続が必須です。競技者でない限り、「いつまでに何キロ痩せないといけない」なんてことはありません。ご自身のペースで無理なく行いましょう。
チートデイを入れる
チートデイという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
チートデイは、普段食べている量とは別で、特定の食材を特定の量食べることです。
よく、「チートデイだからなんでも食べていい」と思ってる方がいますが、それは間違いです。
チート(cheat)とは、「騙す・ずるい」などという意味があります。決して「ご褒美」という意味はありませんので、普段ダイエットを頑張っている自分へのご褒美と思わないでください。
正しいチートデイのやり方はこちらで詳しく解説していますので参考にしてみてください。
ご褒美ではありませんが、普段より多く食べれたり、甘いものが食べれたり、日頃摂生しているダイエッターにとっては、ご褒美に近い幸福感を得られるでしょう。
ストレス発散にはもってこいの行為です。是非正しくチートデイを取り入れてみましょう。
リラックスできる環境を作る
リラックスできる環境は人それぞれです。
サウナで整う方もいれば、ゲーム、釣り、映画鑑賞などの趣味に没頭している時がリラックスできる時の方もいるでしょう。
「リラックスできた」という結果さえあれば、過程はさほど重要ではありません。
普段頑張ってダイエットをしているのですから、たまにはダイエットのことを考えずに、他の何かに没頭してみてください。
睡眠を取る
実は睡眠とダイエットも密接に関係しています。
コルチゾールと睡眠の関係で、睡眠不足の人はコルチゾールが多く分泌されると言われており、ダイエット中にしっかり睡眠が取れていないと、ダイエットにおいては良い結果にならないことが多いです。
ダイエット中でなくても良質な睡眠を取る必要がありますが、体重を落としたい方にとって睡眠は非常に大事な要素となりますので注意してください。
休息を取る
最後は休息を取ることです。
ダイエットあるあるですが、順調に体重が落ちてくると、「もっと、もっと」という意識が働き、ついつい頑張りすぎてしまう傾向があります。
そういう状況だと、気付かないうちにストレスが溜まっていて、気付いた頃には爆発!なんてことになりかねません。
一気に突き進みたい気持ちはわかりますが、ここはしっかり休息する日を設けて、オンオフのメリハリをつけましょう。
食事のコントロールは毎日行うのが好ましいですが、筋トレや有酸素運動なんかは、1週間のダイエットプランの中で数日休息日を入れることをオススメします。
もし停滞期などで一時的にモチベーションが下がったら、1〜2週間程度ダイエットを中断するのもありです。
これも休息を取るという目的の一つの手段であり、一時中断はダイエットの断念ではなく、
戦略的中断である!
ということを念頭に、少し休んでみてください。この戦略的中断の間は、ダイエット前の食事などに戻してしまっても構いません。
一時的に体重は少し増える可能性はありますが、ストレスを溜めながら継続させるダイエットと比べれば、比にならないほど効果的です。
まとめ
ストレスとダイエットって一見関係なさそうですが、かなり密接に関わっていることがお分かりいただけたでしょうか?
生きていく上でストレスゼロというのは不可能です。適度なストレスと対峙しながら、過度なストレスを避けてダイエットしていくことが、成功への一番のカギとなります。
頑張りすぎるのは体に負担をかけているということを忘れないでください。
ご自身に合った無理のないプランでダイエットを長期継続させましょう。
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